バンコクの日本人街「スクンビット(Sukhumvit)」はこんなところです
バンコクへの赴任が決まったし、そろそろお部屋(物件)探しを始めなければとお考えの駐在予備軍の方、Welcome to タイランド!
赴任が決まったのはいいけど、「タイには一度も行ったことがない」、「日本と同じような生活が送れるのかちょっと不安を感じている」という方もいらっしゃると思いますが、心配はご無用!
タイは世界で5番目に多くの日本人が暮らす国
タイ在住の日本人は年々増え続けています。在タイ日本国大使館が今年6月に公表した最新の海外在留邦人数調査統計によると、2014年末時点では、64,285名となっています。在住者のほとんどがあなたと同じ、企業の駐在員です。
国別で見ると 米国、中国、オーストラリア、英国に次いで、タイは第5位。
タイは、世界で最も多くの日本人が暮らす国のひとつ、そして日本人にとって最も暮らしやすい国のひとつということが出来るでしょう。
バンコクの日本人街・スクンビット(Sukhumvit)
タイに暮らす64,285名のうち、バンコクは46,367名。在住者の7割強がバンコクに集中しています。
バンコクの中心地には「スクンビット(Sukhumvit)」と呼ばれる日本人や欧米を中心とした外国人在住者が密集するエリアがあります。
「日本人街」と言っても差し支えがないほど、日本人在住者のほとんどがこのスクンビットエリアに暮らしています。
おそらく、今この記事をお読みのあなたもスクンビットの住人になる可能性が高いでしょう。
英語ではスクンビットに暮らす人のことを「Sukhumvitter(スクンビッター)」と呼んだりもするみたいですよ。まるでNew Yorkerみたいでカッコいいと思いませんか?(笑)
スクンビットってどこ?
スクンビットエリアというのは、BTS(スカイトレイン)のナナ駅からエカマイ駅にかけてのエリアを指します。
日本人街というだけあり、日本食レストランや日本食材を扱うスーパーマーケット、日本人学校、幼稚園、日本人経営の美容室、日本語が通じる病院や薬局、クリーニング店など、日本人が日常生活を送る上で欠かせないインフラがすべて整っています。
スクンビットでは、日本語と少しの英語だけで生活することができるので、タイ語が話せなくても心配は要りません。
もちろん、タイ語が少しでも話せた方が、タイ人とのコミュニケーションは容易になります。
ぜひ、タイで暮らすことが決まったらタイ語を勉強してください。
バンコクの日本食事情
ここ数年、タイ、特にバンコクは日本食ブームが巻き起こっています。NNA ASIAによると、2014年6月時点でタイ国内の日本食レストラン数は2,126店あり、そのうちバンコクは1,415店にものぼります。
タイの日本食レストラン数は、今年6月時点で2,126店となり、前回調査(昨年4月時点)から17.7%増加した。日本食レストラン海外普及推進機構(JRO)タイ国支部と日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所が共同調査を実施し、8日に発表した。
今年6月時点の日本食レストランの数は、バンコクが前回調査比14.0%増の1,415店、地方が25.8%増の711店。日本食レストランの増加率は前回調査の7.8%から拡大し、積極的な出店が続いていることが示された。主な業種でみると、日本料理が3.1%増の603店、しゃぶしゃぶ・鍋が29.6%増の315店、ラーメンが14.1%増の307店と続いたが、伸び率では牛丼・お好み焼きが87.5%、海鮮・すしが44.1%、そば・うどんが41.4%と高かった。 http://news.nna.jp/free/news/20141209thb003A.html
ショッピングモールやデパートには、必ず日本食レストランが入っています。タイ人にとって日本食はタイ料理以外では、ダントツに人気があり、親しみのある料理です。
スクンビットは、タイ最大の日本食激戦区。スクンビットエリアの中でも特に多くの日本人が住むBTSプロンポン駅やトンロー駅界隈には、数百軒の日本食レストランが軒を連ねています。ラーメン、焼肉、寿司・刺し身、しゃぶしゃぶ、割烹、とんかつなど、ほとんどすべての日本料理を味わうことができる世界でも有数の日本食レストラン密集地帯と言えるでしょう。
日本食レストランの価格帯は、ラーメンや定食なら1人前で200〜300バーツ(1,000円前後)くらいが相場です。
シンガポールやNYでは、ラーメン一杯が1,500〜2,000円というのが当たり前。海外の日本食という位置づけでは、バンコクはまだまだ割安です。
バンコクで生活する上で、“食”に関しての心配はほとんどないと断言できます。
バンコクの日本人学校事情
これだけ多くの日本人が暮らすバンコクには、もちろん日本人学校があります。
バンコク日本人学校の生徒数は、2015年4月時点で、小・中学部合わせて2,923名にものぼり、世界最大規模の日本人学校になっています。(バンコク日本人学校ウェブサイトより
http://www.tjas.ac.th/bkk/gaiyou/
バンコク日本人学校の生徒数の推移
ご覧のとおり、右肩上がりで増え続けており、バンコクの日本人学校は教室が不足し、入学することも簡単ではなくなってきています。
バンコク日本人学校には生徒の送迎用バスがあるのですが、送迎可能範囲がスクンビット・ソイ1(BTSナナ駅)〜ソイ63(BTSエカマイ駅)間のいわゆるスクンビットエリアに限られています。ご家族で赴任し、子供を日本人学校に通わせたいという場合は、お部屋探しもスクンビットエリアに限定されるということになります。
インターナショナルスクールに入学するという場合は、スクンビットエリアには限定されません。
バンコク・スクンビットでのお部屋探しについて
バンコクでのお部屋(物件)探しは、日本のそれとは異なることが多々あります。
例えば、雨の全く降らない乾季(11月〜4月)はなんともなかったが、雨季(5月〜10月)の時期に大雨が降ると、コンドミニアムの周囲の道路が冠水し、川になった! など、日本では考えられないようなことが頻繁に起こります。
雨季の時期は自宅周辺の環境はどうなるのか? ということは、バンコクでのお部屋探しでは確認すべきチェックポイントとなります。
次回のスクンビッターでは、「タイ・バンコクで、お部屋(物件)探しの際に注意すべきこと10選!」と題して、このようなタイ・バンコクならではの物件選びにおける注意点等をご紹介します。
さぁ、タイへの赴任が決まったあなたも、これからは在住者のひとりとして、タイの日本人社会という新しいステージが始まります。
安心できて、落ち着いて暮らせる住居というのは新しい環境に適応する上で最も大切にしたいものです。
アーバンランドでは、あなたのバンコクでの新生活が最高のスタートを切れるよう、全力でお部屋探しをお手伝いをさせていただきます。