プロンポンってどんな街?
エリア紹介の第1回目は、バンコクの日本人街「スクンビット」についてご紹介させていただきました。
バンコクの日本人街「スクンビット(Sukhumvit)」はこんなところです
「バンコク 日本人街」というキーワードでGoogle検索するとこの記事が1位に表示されるということもあり、毎日多くの方が検索経由で記事を読んでくださっています。
上の記事では、バンコクの日本人街であるスクンビットエリアの概要的なお話をさせていただきました。スクンビットがどんなところなのかということは、お分かりいただけたと思います。
そこで今後、このエリア紹介というカテゴリーでは、バンコクの日本人街であるスクンビットについて、より具体的に掘り下げてご紹介していきたいと思います。
それでは、エリア紹介の第2回目となる今回は、“バンコクの日本人街の中の日本人街”というべき存在である「プロンポン」についてご紹介しましょう。
プロンポンってどこ?
赤い箇所がプロンポンエリア
プロンポンとは、BTSプロンポン駅を中心としたエリアで、ソイ(通り)の番号でいうと以下の範囲となります。
- 奇数側 スクンビット・ソイ31〜49
- 偶数側 スクンビット・ソイ22〜28
奇数側も偶数側もこの範囲のコンドミニアムやサービスアパートメントでは、居住者のほとんどが日本人という物件が少なくありません。
BTSプロンポン駅前を歩いていても、すれ違う人の多くは日本人です。ソイによっては、タイ人よりも日本人を見かけることの方が多いくらいです。おそらくスクンビットに住む日本人の半数以上が、このプロンポンエリアに暮らしているのではないでしょうか。
バンコク在住日本人の生活の中心となる場所、それがプロンポンなのです。
プロンポンを象徴する2つのランドマーク「エンポリアム」と「エムクオーティエ」
左:エンポリアム 右:エムクオーティエ
プロンポンのランドマークといえば、BTSプロンポン駅前にある2つのデパート、「Emporium(エンポリアム)」と「EmQuartier(エムクオーティエ)」を置いて他にありません。プロンポンだけでなくスクンビットエリアを代表するランドマークでもあり、その存在感は圧倒的です。
どちらもタイの小売大手「The Mall Group(ザ・モールグループ)」が手がける高級志向のデパートで、Louis VuittonやGucci、PRADA、Cartierといった欧米の一流ブランドが競って出店をしています。
もちろん高級店ばかりでなく、ユニクロやZARAなどのファストファッション、そしてタイ初進出となった「BEAMS(ビームス」など、日本人におなじみのショップも出店しています。
ほかには輸入食材を豊富に扱うスーパーマーケット「グルメマーケット」や日本食レストランが充実したレストランフロア、日本語書籍を扱う紀伊國屋書店(エムクオーティエ)、東京堂書店(エンポリアム)などが入居しており、用はなくてもついつい立ち寄ってしまいます。
プロンポンは、バンコクの新たなショッピング、観光の中心地へ
The EM District計画図
Photo : terrabkk.com
ザ・モールグループは、さらにもう1つの商業施設「EmSphere(エムスフィア)」をスクンビットソイ22と24の間に建設中で、エンポリアム、エムクオーティエ、エムスフィアの3つを合わせて「The EM District(エム・ディストリクト)」と呼ぶ計画を進行中です。
この3つの商業施設の総売場面積は650,000㎡で、完成すればセントラルワールドを上回るタイ最大規模の商業施設となる予定です。
現在、バンコクにおけるショッピングや観光の中心地は、サイアム・パラゴンやセントラルワールド、ゲイソンを有するBTSサイアム駅〜チットロム駅にかけてのエリアですが、この「The EM District」が完成すれば、プロンポンがバンコクの新たなショッピング、観光の中心地となる可能性が高いでしょう。
スクンビットだけでなくバンコクの中心地として注目を集めるエリア、プロンポンはそんな一面も持っています。
もちろん、このデパートだけが日本人がプロンポンに集中する理由ではありません。プロンポンには日本人の生活に必要不可欠なものがすべて揃っているのです。
日本人のためのソイ スクンビット・ソイ33/1
スクンビット・ソイ33/1
日本人が集まるプロンポンの中でも、もっとも日本人を見かけるソイといえばスクンビット・ソイ33/1です。
ここには、日本食材を扱う「フジスーパー」の1号店や日本語書籍を扱う東京堂書店、古本屋、日本食レストラン、人気のマッサージ店等が軒を連ね、行き交う人のほとんどは日本人という日本人のためにあるような通りです。
日本からの出張者や視察に来られた方をフジスーパーにお連れすると、日本のスーパーとまったく変わらないその品揃えに、みな圧倒されます。フジスーパーは、在住者が日本と同じ食生活を送る上で欠かせない存在となっています。
在住日本人御用達のフジスーパー1号店
奇数側で人気のソイはスクンビット・ソイ39、49
サミティベート病院スクンビット
Photo : www.samitivejhospitals.com
プロンポンエリアの中でも、もっとも日本人が多く暮らすソイは、スクンビット・ソイ39と49です。
ソイ39は、BTSプロンポン駅のすぐ真下から伸びるソイで、日本食レストランやスパ、マッサージ、学習塾など、日本人向けのサービスが充実したお店が立ち並んでいます。ソイ39ではどのコンドミニアムでも日本人居住者が大多数を占めているはずです。
ソイ49は、BTSプロンポン駅とトンロー駅のちょうど中間に位置するソイです。プロンポン、トンローのどちらにもアクセスが良く、在住日本人御用達の総合病院「サミティベート病院」があることでも知られるソイです。
ソイ39と49、この2つのソイをご指定でお問い合わせをいただくケースも多く、プロンポンエリアの奇数側のソイでは、もっとも在住者に支持されているソイと言えます。
偶数側で人気のソイはスクンビット・ソイ24、26
スクンビット住人のオアシス ベンジャシリ公園
偶数側のソイでは、スクンビット・ソイ24と26が人気があります。ソイ24の入口には、冒頭でご紹介したエンポリアムや日本食レストラン、カフェ、スパなどが立ち並び、ソイ24の中だけでも生活ができてしまうくらい非常に利便性の高いソイです。
また、エンポリアムの横には、「ベンジャシリ公園」という大きな公園があり、早朝や夕方には、多くの人がジョギングやヨガなどエクササイズを楽しんでいます。都心にありながらも身近に緑豊かな公園があるということもプロンポンエリアの魅力を高める理由のひとつになっています。
ソイ26の奥には、「K-Village(Kビレッジ)」と「日本街(NihonMachi)」という2つのモールがあり、特に「日本街」はその名の通り、テナントのほとんどが日本食レストランや居酒屋で占められています。
またK-Villageの向かいには、日本式のスーパー銭湯「湯の森」もあり、日本食を食べ、温泉で汗を流すという海外とは思えないほど、日本的な生活を送ることができるのです。
プロンポンエリアの幼稚園まとめ
小さなお子様連れの駐在員の方であれば、気になるのは幼稚園への通園ではないでしょうか。できるだけ幼稚園へのアクセスが良いところに住みたいというお問い合わせをいただくことも少なくありません。プロンポンならそんな心配もご無用! たくさんの幼稚園がプロンポンエリアにはあります。
そこでプロンポンエリアにある幼稚園をまとめてみました。
The American School of Bangkok(幼稚部)
住所:スクンビット・ソイ49
電話:02-620-8600
SP幼稚園
住所:スクンビット・ソイ49
電話:02-185-2715
ニュー・バンビーノ幼稚園
住所:スクンビット・ソイ49
電話:02-381-1866
www.newbambino.ac.th
The First Steps International Pre-School
住所:スクンビット・ソイ31
電話:02-260-3152
www.thefirststeps.ac.th/homes.htm
Little Maple Nursery
住所:スクンビット・ソイ49
電話:081-398-3115
www.facebook.com/littlemaplenurseryfanpage
Anglo Singapore International School
住所:スクンビット・ソイ31
電話:02-662-3105~6
より詳しい情報を知りたいという方は、アーバンランドのウェブサイトでも各幼稚園を簡単な解説付きで取り上げていますので、ぜひご覧ください。
https://urbanland.co.th/life_06.php
プロンポンはバンコクで最も日本的な生活が送れるエリア
スクンビット・ソイ24にある高層コンドミニアムからの眺め
これからバンコクに赴任予定の方は、バンコクではどんな生活が待っているのだろうかと不安と期待が入り交じっているのではないでしょうか。でもまったく不安を感じる必要はありません。バンコクは海外ではもっとも日本人が暮らしやすい都市の筆頭に挙げられています。
そして、バンコクの中でも日本と同じような生活を送るための環境が一番整っている場所、それがプロンポンなのです。
日本食材を扱うスーパー、日本食レストラン、居酒屋、カフェ、幼稚園・学習塾、クリーニング店、習い事、フィットネスクラブ等、プロンポンは日本の地方都市よりも生活インフラは充実しているといっても過言ではありません。
バンコクでも日本的な暮らしがしたいという方は、ぜひプロンポンに住むことをおすすめします。単身からご家族連れまで、どんなニーズにも応えられる物件がプロンポンには豊富に揃っています。
プロンポンに住んでみようかな? という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!