プラカノンってどんな街?
エリア紹介の第6回目となる今回は、東へと拡大するスクンビットエリアで現在、最も注目を集める「プラカノン」についてご紹介します。 過去5回のエリア紹介は以下よりご覧ください。
第1回 バンコクの日本人街「スクンビット(Sukhumvit)」はこんなところです
第2回 プロンポンってどんな街?
第3回 トンローってどんな街?
第4回 エカマイってどんな街?
第5回 プルンチットってどんな街?
プラカノンってどこ?
赤で囲った箇所がプラカノンエリア
プラカノンはバンコク都の行政区のひとつで、正式な区分けではプラカノン区は、BTSオンヌット駅〜ウドムスック駅辺りまでのエリアを指します。実は、BTSプラカノン駅はプラカノン区ではなくワッタナー区に属しているんです。
私たち在住日本人の一般的な認識では、「プラカノン」とは、BTSプラカノン駅周辺のことを意味していますので、今回のエリア紹介でも、「プラカノン=BTSプラカノン駅周辺」ということでお話をさせていただきます。 具体的なエリアは以下の範囲となります。
- 奇数側 スクンビット・ソイ67〜71
- 偶数側 スクンビット・ソイ44〜48
中でもプラカノンエリアの主要な通りとしては、以下の3つが挙げられます。
- スクンビット・ソイ71(ソイ・ピディ)
- スクンビット・ソイ69
- ラマ4世通り
一昔前までは、スクンビットといえばエカマイまでを指していましたが、BTSの東方面への延伸と合わせて日本人居住エリアも拡大し、今ではプラカノンのみならず、さらにお隣のオンヌットまでスクンビットエリアと認識され始めています。
新たなるプラカノンの中心地
2012年にBTSプラカノン駅近くに「W District」という50階建ての超高層コンドミニアム(Sky Walk)とカフェやレストランが入居する複合施設が完成したことで、一気に人の流れが変わりました。おしゃれなカフェやホステル、レストランもすべてW-Districtの周辺にオープンしています。今、このW-Districtを中心に、新たなプラカノンの繁華街が形成されつつあるのです。
Sky Walkを筆頭に、ここ2〜3年で高層コンドミニアムの建設が進んだことで駐在員向けの物件も充実してきました。私の周りの駐在員の友人もプラカノン在住者が増えてきています。みなさんのご友人でもプラカノンに住んでいるという方も少なくないのではないでしょうか? また、「最近、プラカノンって良く話題に上がるなぁ」と気になっている方もいらっしゃると思います。
そこで今回はプラカノンが注目を集める4つの理由についてお話したいと思います。
プラカノンが注目される理由その1 交通アクセスが良い
バンナーやサムットプラカーン、チョンブリーなど東方面の工業団地にお勤めの方にとっては、スクンビットの渋滞に巻き込まれることがなく、高速道路の入口も近いため、通勤時間を短縮できるという利点があります。 また、BTSプラカノン駅前からは、サトーン・シーロム方面へと通じるラマ4世通りの始点がありますので、サトーン方面にお勤めの方にとっても便利な立地になります。
プラカノンが注目される理由その2 家賃が手頃
アソーク〜エカマイまでのいわゆるスクンビットエリアに比べて、家賃相場は2〜3割ほど割安です。プラカノンで駐在員のコンドミニアムとして人気のRhythmやSky Walkも、スクンビットの同程度のコンドミニアムよりも2〜3割ほど安い家賃設定になっています。
交通アクセスを重視する東方面へお勤めの方だけでなく、ご予算に限りのある方や単身者、若いご夫婦にもプラカノンはおすすめです。
プラカノンが注目される理由その3 ローカル感がある
プラカノンは元々、プラカノン市場を中心としたバンコクの下町という位置付けの街です。プロンポン、トンロー、エカマイに比べてもまだまだローカルな雰囲気が色濃く残り、歩いているとどこかホッとします。 せっかくタイに暮らしているのだから、ローカルな雰囲気が味わえるエリアに住みたいという方にはこのプラカノンはうってつけのエリアです。
ローカル感を味わいたい方は、ぜひプラカノン市場を散策してみることをおすすめします。
赤で囲った箇所がプラカノン市場
プラカノン市場は衣料品を始め、野菜、果物、精肉、海鮮、電化製品などありとあらゆるものが売られている庶民向けの市場(タラート)です。スクンビットの市場といえば、クロントゥーイ市場が有名ですが、ここプラカノン市場は、クロントゥーイ市場のような卸売ではなく、個人相手の市場なので、気軽に利用することができます。
プラカノン市場
プラカノンが注目される理由その4 日本食レストランが充実
日本人が日常生活を送る上で、最も重要なのは日本食レストランが充実していることではないでしょうか。私がバンコクに住み始めた5年前は、プラカノンには日本食レストランは1〜2軒ほどしかありませんでしたが、ここ1〜2年で出店が相次いでいます。
それではプラカノンにある日本食レストランを7軒まとめてご紹介しましょう。
昔ながらの定食屋 うま食堂
プラカノンで3店舗を構える「うま食堂」。一品料理から定食、鍋、ラーメンまで豊富なメニューとボリュームがウリ。価格も手頃で毎日でも通えてしまいます。名物の唐揚げ定食をぜひ一度お試しください。
- うま食堂スクンビット店
- 営業時間:11時〜24時
- 電話:0-2101-9904
- うま食堂本店地図
- 営業時間:11時〜24時
- うま食堂ソイ71店地図
- 営業時間:11時〜翌3時
沖縄料理 金城
バンコクを代表する沖縄料理のお店「金城」。沖縄そばにタコライス、ゴーヤーチャンプルー、そして泡盛等など、本格的な沖縄料理がいつでも楽しめる個人的にも大好きなお店のひとつです。
- 沖縄料理&居酒屋「金城」
- 住所:スクンビット・ソイ69
- HP:http://kinjo.namjai.cc/
- 営業時間:11時半〜24時(23時ラストオーダー) 無休(タイ祝日休みの場合あり、電話にてご確認お願いします)
- 電話:08-9047-1456(日本語可)、0-2711-0536(店舗)
小料理屋 て
今年2月末にオープンしたばかりの「小料理屋 て」。日本人女性がオーナーということで、店内の内装も日々投稿される写真もセンスが良いものばかりです。女性だけでなく男性でも気軽に立ち寄れるお店です。 詳しくは以下のブログをご覧ください。 http://sayabangkok.doorblog.jp/archives/52126538.html#more
- 小料理屋 て
- 住所:スクンビット・ソイ69(金城隣り)
- HP:Facebookページ
- 営業時間:18時〜24時
- 電話:092-472-0701
Amby Japanese dining & Bar(あんばい)
Photo : Amby Facebook
ソイ69とソイ71を結ぶ通り(ピディ・ソイ3)に昨年末にオープンした「Amby(あんばい)」。 店構えからプラカノンらしくないおしゃれな雰囲気が漂っています。ひとつひとつ丁寧に仕込まれた料理はどれも美味しく、女性からも好評です。 詳しくは以下のブログをご覧ください。 http://sayabangkok.doorblog.jp/archives/52136659.html#more
- Amby Japanese dining & Bar(あんばい)
- 住所:スクンビット・ソイ69(Pridi Soi 3)
- HP:Facebookページ
- 電話:095-637-1032
居酒屋ぼっけぇ
昨年1月にオープンした「居酒屋ぼっけぇ」。バンコクでは珍しい岡山料理のお店で、岡山名物のホルモンうどんや牡蠣のお好み焼きがおすすめです。気軽に使える居酒屋としてプラカノンでは貴重な一軒です。
- 居酒屋ぼっけぇ
- 住所:Pridi Soi 3
- HP:Facebookページ
- 営業時間:18時〜24時
- 電話:0-2751-2882
居酒屋かあちゃん
スクンビット・ソイ26からプラカノンに移転オープンした「居酒屋かあちゃん」。メニューも豊富で価格もリーズナブル。食事だけでも利用できるのでおひとりさまにも重宝しそうです。
- 居酒屋かあちゃん
- 住所:スクンビット・プラス
- 営業時間:17時〜25時
- 電話:02-392-3207
秋吉
今はどこでも食べられるようになりましたが、バンコクにおいて元祖しゃぶしゃぶブッフェのパイオニア的存在が「秋吉」です。これだけしゃぶしゃぶブッフェのお店が増えた今でも食事時には多くのお客さんで賑わっています。
- 秋吉
- 営業時間:11時~14時、17時半~22時
プラカノンはこんな方におすすめ!
以上、プラカノンがなぜ注目を集めるのか?についてご紹介させていただきました。 個人的にもプラカノンは好きな街でよく出没しています。(笑)
ただし、すべての方におすすめできるというわけではありません。小さなお子様がいるご家庭では、幼稚園や日本人学校への通学という問題から、プラカノンに住むということはあまりおすすめはできません。 お子様のいないご夫婦や単身者の方、工業団地への通勤の利便性を重視する方、ローカルな雰囲気の街が好きという方に、おすすめしたいエリアです。
弊社ではプラカノンでもご紹介可能な物件を豊富に取り扱っています。「プラカノンもいいかも!?」とお考えの方は、ぜひお問い合わせください!