プルンチットってどんな街?
エリア紹介の第5回目となる今回は、スクンビットエリアのお隣に位置する「プルンチット」についてご紹介します。
過去4回のエリア紹介は以下よりご覧ください。
第1回 バンコクの日本人街「スクンビット(Sukhumvit)」はこんなところです
プルンチットってどこ?
赤い箇所がプルンチットエリア
プルンチットとはBTSプルンチット駅を中心としたエリアですが、今回は隣駅のチットロム駅周辺と併せてプルンチットエリアとしてご紹介させていただきます。
プルンチットエリアの主要な通りとしては、以下の4つの通りがあります。
- ルアムルディー通り(Soi Ruam Ruedi)
- ウィッタユ(ワイヤレス)通り(Witthayu Rd.,)
- ランスアン通り(Soi Langsuan)
- ラチャダムリ通り(Ratchadamri Rd.,)
各通りの特徴は後ほど詳しくご紹介させていただきます。
プルンチットエリアは、スクンビットエリア(BTSナナ駅〜エカマイ駅)の隣に位置していますが、スクンビットエリアに比べると在住日本人の数はそれほど多くはありません。日本人学校のバスの送迎可能範囲がスクンビットエリアに限られるため、日本人学校に通学するお子様がいるご家庭は、プルンチットの物件を避ける傾向があるためです。
逆に、日本人学校の通学を考える必要のない単身者やご夫婦の中には、プルンチットをお選びになる方も少なくありません。
それではプルンチットエリアの魅力とはどんなところなのでしょうか? まずはプルンチットの魅力を3つご紹介しましょう。
プルンチットの魅力① オフィス街シーロム・サトーンに隣接
バンコク最大のオフィス街であるシーロム・サトーン地区に隣接しており、車でわずか5分程度の距離です。“職住接近”というライフスタイルを好む方にとって、プルンチットは第一候補になるエリアと言えます。
プルンチットの魅力② タイ最大のショッピングエリア ラチャプラソン
チットロム駅からお隣のサイアム駅にかけてのエリアには、セントラルワールド、伊勢丹、ゲイソンプラザなどのデパートが立ち並び、ラチャプラソンと呼ばれるタイ最大のショッピングゾーンになっています。日本食レストランは決して充実しているとは言えないエリアですが、輸入食材を扱うスーパーマーケットは充実ていますので、日常のお買い物に不便を感じることはありません。
それでは、チットロム駅とプルンチット駅周辺の商業施設をまとめてご紹介しましょう。
セントラル・エンバシー
2014年にプルンチット駅前にオープンしたセントラル・エンバシー。プラダ、グッチ、ラルフローレン、シャネルなど超高級ブランドばかりが入居するバンコク屈指の高級デパート。地下フロアのお土産ショップがおすすめですよ。
Facebook:https://www.facebook.com/centralembassy
セントラル・チットロム
元祖富裕層向けデパートというべき存在のセントラル・チットロム。セントラル・エンバシーが完成した後もその存在は揺るぎないものです。
Facebook:https://www.facebook.com/CentralDepartmentStoreJapan
セントラル・ワールド
タイ最大のショッピングセンターで、サイアム・パラゴンと並びタイを代表する商業施設であるセントラル・ワールド。とにかくその巨大さには圧倒される。
Facebook:https://www.facebook.com/CentralWorld
バンコク伊勢丹
Photo : バンコク伊勢丹Facebook
今年で開業24年を迎えるバンコク伊勢丹。昨年末に5階食品フロアの大型改装が完了し、まるで日本のデパ地下をそのまま持ってきたような雰囲気に生まれ変わりました。
Facebook:https://www.facebook.com/IsetanThailand
ゲイソン
ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオール、グッチなど超一流ブランドが集まる富裕層向けのデパート。高級感ではバンコク一ではないでしょうか。
Facebook:https://www.facebook.com/gaysornshoppingcentre
マーキュリーヴィレ
BTSチットロム駅直結の飲食店をメインとした商業施設として2014年にオープンした「Mercury Ville(マーキュリーヴィレ)」。この界隈では珍しく、しゃぶしゃぶ、とんかつ、ラーメン、寿司、モスバーガーなど日本食レストランも充実しているので、周辺に暮らす日本人は利用率が最も高いモールではないでしょうか。
Facebook:https://www.facebook.com/TheMercuryVille.Chidlom
プルンチットの魅力③ バンコクのオアシス ルンピニ公園
flckr@Rick Tew’s NinjaGym™ Martial Arts
プルンチットとシーロム・サトーンのちょうど中間には、バンコクのオアシス的存在であるルンピニ公園があります。早朝から夕方までジョギングやヨガ、太極拳などエクササイズを楽しむ方で賑わっています。バンコクの超都心といえるエリアにありながら、それを忘れられるほどの緑に包まれたこのルンピニ公園が、プルンチットの大きな魅力のひとつであることは間違いありません。
それでは続いては、プルンチットエリアの主要な4つの通りを東から順にご紹介しましょう。
ルアムルディー通り
BTSプルンチット駅前から南に伸びる通りで、途中からウィッタユ通りに合流し、ルンピニ公園横を通り、ラマ4世通りに抜けることができる交通の便が良い通りです。ルアムルディー通りには、高級ホテルやレジデンス、アパートが立ち並び、プルンチット地区随一の住宅街となっています。
ウィッタユ(ワイヤレス)通り
プルンチット地区の目抜き通りとも呼べるウィッタユ通りには、在タイ日本国大使館を始め、アメリカ、イギリス、オランダ、スイス、ベトナムなど世界各国の大使館が集まっています。歩道や並木も美しく整備されていて、良い意味でアジアらしさのない、ハイソな香り漂う通りになっています。バンコクでも有数の国際色豊かな通りと言えるでしょう。
ランスアン通り
BTSチットロム駅前からルンピニ公園まで南に一直線に伸びる通りがランスアン通りです。現在、再開発の真っ最中で、プルンチット地区では今後数年で最も大きく変化する通りではないでしょうか。
ランスアン通りには、高級サービスアパートが林立し、日本食材も多く扱うヴィラマーケットやレストラン、カフェも多く、プルンチット地区ではルアムルディー通りと並び暮らしやすい通りです。
ラチャダムリ通り
セントラルワールドのあるラチャプラソン交差点からシーロムまで南に伸びる通りがラチャダムリ通りです。このエリアはバンコクで最も地価の高いエリアであり、東京で言えば銀座のような存在です。ラチャダムリ通りには、Four Seasons、Anantara、Grand Hyatt、Marriott、Hansar、St.Regisなどの超一流5つ星ホテルやレジデンスが密集し、バンコク屈指の観光地でもあります。
プルンチットはこんな方におすすめ!
プルンチット、いかがでしょうか? プルンチットは日本人よりも圧倒的に欧米人の割合が高く、スクンビットエリアとはまた違った雰囲気の街です。東南アジア的な猥雑な雰囲気が全くない整然とした街並みに、超都会的な職住接近のライフスタイルが好みの方には、きっと気に入っていただける街だと思います。
ぜひ、このバンコクの超都心であなたの駐在生活を送ってみませんか?